俺の野菜を食べて心を燃やせ。
秋野菜のピーマンが枯れたのは12月20日のことだった。
ここまで頑張ったので夏、秋、冬野菜と呼んでも良い。
俺たち夫婦の為に命を燃やしてくれた。
最後のピーマンの収穫は肉詰めにしてもらった。
肉厚なピーマンだ。寒さにあたり苦みが増した。
サラダは収穫が始まっていた結球レタス。
畝はそのまま、空豆の居場所になる。
ここにはピーマンの他になすを植えていた。
畝の中央部は空いているので10月中旬に空豆のタネをなにもせずに蒔いている。
空豆は昨年、就職で家を出た三女の大好物。
下はレタス。縁に結球レタスを植え付け、
中央部にリーフレタスを植えている。
最初に結球レタスを食べてリーフレタスをリレー食べた。
寒さに強いレーフレタスにはベタがけ不織布を使わずに彩りを楽しんでいた。
だがムクドリの一家が寒くなると訪れて糞だらけにするので
数年前より花壇ではなく、畑スペースで栽培をしている。
ダイコンは2品種栽培しいている。その左側にはゴボウ(短いタイプ)を栽培している。
長いことタネを冷蔵庫で眠らしていたので、9月上旬に第一弾のダイコンと同じ日にタネを蒔いた。
ゴボウにとってはタネ蒔きが遅かったのでダイコンのようには成長していない。
鍋に入れて食べた。
夫婦二人では食べきれない量の野菜を育ているのだ。
仕事が忙しくコロナが蔓延して、娘達も思うように実家にかえれないでいる。
今年は全員そろいそうだという話だったがコロナ対策で3女がいつ帰れるか分からない。
次女がふるさと納税で手配してくれたすき焼きの肉が送られてくるので白菜と下仁田ネギを収穫しておいた。
今年は下仁田は栽培が遅かったので出来は今までで最低だった。
なんとか年末は三女も帰省できて家族一同そろって俺の野菜ですき焼きを食べることが出来た。
でも、つかの間で彼女は最後に来て、最初に帰っていた。
俺の野菜を所望され、白菜を二玉とダイコン、レタスを持って帰っていた。
そしていつものようにメモに書き残していった。
それを見た俺は彼女に俺の野菜を食べて、
人のために心を燃やせと言って送り出した。
最近のコメント