アイスプラント

2010年6月27日 (日)

W杯南アフリカ大会とアイスプラント

 俺はW杯南アフリカ大会が始まった今も苦戦している。緑の手を持っているといわれていそうな俺が南アフリカ原産のアイスプラントの栽培に手こずっているのである。

 

アイスプラントとは土壌のミネラル(塩分)を吸収する南アフリカ原産の多肉植物である。サラダにして食べるとほんのり塩味がするそうだ。 2年程前TVで見て無性に食べてみたくなったのである。できれば自分で栽培してW杯南アフリカ大会サラダとして銘打って自慢しようと思っていた。

 

サカタのタネの家庭園芸にアイスプラントのタネが売られていたのだ。でも、それはたった1回きりの販売でその後は売り出されてはいないようだ。俺は運良くプラチナチケットを手に入れた感覚に近かった。

 

春に注文を出したのに、タネが届いたのは梅雨明け後の7月末であり、栽培の注意によると高温の種まきは不向きであるとある。

 

この植物は暑さに弱いのである。要するにすぐには、タネ播きは出来ず、秋まで待つ必要があった。

 

 昨秋、満を持して平鉢にコーテングされたタネを蒔いた。発芽率も悪く、日数も要したが3株できた。ちっとも大きくならない株をよく観察すると表面に光るものが見えた。指でそれをなぞり、舐めてみた。確かにほんのり塩味がした。でも俺の汗の味かもしれないと疑った。

 

ベランダの平鉢ではらちが明かないので晩秋、畑に定植した。そこでも、なかなか大きくならず食べられずにいった。寒さよけにビニールトンネルをして保温したが真冬には枯れてしまった。

 

秋播きがだめなら春播きがあるさと、早春タネを4連結トレイに各々3粒ずつタネを蒔いた。また同じく3株発芽した。相変らず成長は遅く、しまいには2株は枯れてしまった。原因は過湿にありそうだ。そこで最後の1株は水を控えるように完全介護体制で臨んだ。4月は寒くまた、苦難が続いた。

 

アイスプラントは多肉植物で強靭なイメージがあったが実はそうではなかったのだ。見た目とは違い、肉体的には弱く、か細いのだ。そこで、天候の安定した5月に再度、過湿を考慮して平鉢にたくさんタネを蒔いた。数の力で何とかする算段だ。日本サッカーと同じ戦術である。

 

 その日本は大方の予想を覆し、決勝リーグまで進んだ。でも、俺のW杯南アフリカ大会サラダは間に合いそうもない。もし、決勝に勝ち進んでも無理だ。俺のちっぽけな野望よりも、カメルーン戦からの日本でまきおこった一体感がいい。

 

「はやぶさ」の帰還、それとこのW杯南アフリカ大会での日本チームの歴史に残る活躍と心を揺さぶる出来事が続いている。

 

苦難や困難を乗り越えたものに人は感動し、思いを共有できるようである。

 

南アフリカ共和国は苦難や困難を乗り越え、1994年アパルトヘイトを脱し、W杯開催までこぎつけた。

 

虹の国での世界の一体感は、世界の課題解決の出発点だと強く思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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