ニラ

2020年11月15日 (日)

ウコンとコロナと友

  帰省した三女と俺の野菜でキムチ鍋を食べた話を書いた。その時にニラも収穫した。でも、よく見ると葉が茶色い部分があったので、調べて見た。

さび病であることが分かった。

秋口に多い、風通しが悪いとかかる野菜の病気。

ようするに野菜につくカビ。

鍋には入れず廃棄した。

 

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農薬の指導員を今も続けている友に「無農薬が安全とは限らない。

病気の野菜を食べると不調になる人もいる」と言われたことを思い出した。

安心と安全は別物」だと気づかせてくれた。

 

彼とは年に数回、飲みに行き、お互いの仕事の話等を昨年までしていた。その楽しみもコロナで出来なくなった。

 

講演などで宴席が多い彼は俺のウコンをたいそう気に入り、

「ウコンなしでは仕事が出来ない」と言っていた。

 

昨年は俺の畑は台風の被害でウコンの収穫もままならず、

放置して彼に渡せずじまいになっていた。

 

昨今はコロナで宴席は少なくなったと思うが

ウコンを収穫して彼の近況を確かめて見ることにした。

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ウコンは植えっぱなしなので世話はしなかった。

葉に隠れて花がいくつか咲いていた。

掘り出しやすいように葉を切った。

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掘り出して、選別して出来の悪いもの、中心部にあるものを種芋にし、

同じ場所に植えもどした。

 

後は春先、化成肥料を追肥するだけ。

世話はバラのために水を撒くときついでにする程度。

11月末までに収穫するだけ。

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今年は追肥もしなかったので小ぶりなウコンであった。

送るウコンは何度か水洗いをして天日干しで乾燥させると表面に皮が出来る。

それを宅配便で彼の家に送った。

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彼からメールで感謝された。

今は自宅で仕事することが多くなり移動時間が無くなったので空いた時間で体を鍛えているそうだ。

元気で良かった。

 

若い頃、彼とはテントを持って雪山に登った仲だ。

早く結婚した彼は俺との危険な山登りは止めて、息子さんとテントを持って槍ヶ岳に登ったりしていた。

でも膝を痛めてそれも止めて、海の男に戻りサーフィンを一宮(オリンピック会場)でしている。

 

年を重ねた俺は山登りをやめ、体を鍛えるためにやっていたテニスもしていない。

今は家庭菜園と庭造り、

妻と大きな公園の展望台に登り、涼みにプール行くだけで満足する体になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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2020年4月26日 (日)

不要不急の買い出しを止める野菜「ニラ」

 我が家は白菜のとう菜の後は空豆、葉まで食べるタマネギ、春キャベツと春野菜の王道を歩いていた。

ところが今年は昨年の台風被害で春野菜はない。王道を歩けなくなったのだ。

この窮地を救った宿根野菜。それはニラだ。

 

 貸し農園時代は100坪の土地に野菜を作り放題だったのでニラを大量に栽培していた。

ニラはタネをまきさえすれば簡単に苗ができる野菜なのだ。

宿根草なので一度、植え付ければ永遠に収穫出来る野菜でもある。

一年一年、勝負の野菜達の邪魔になるので片隅に植え付けていた。

 

 この地味な野菜を昔、ブログにした。

そうしたところ「俺のニラ」は異常な人気を得た。

片隅で長年地道に自分の道を歩いていたら、スーパーボランティアとはやし立てられた人のようだ。

でも、人の気持ちは移ろい易いものだ。人気は長くは続かない。俺は自分の庭で家庭菜園をするようになると、ニラを栽培しなかったのだ。

理由はいくつかある。畑のスペースが狭くなった。子供達に人気が無い。その子供達も自立して家を出始めて俺の野菜の需要自体が減少していったのだ。

 

 じつはニラのタネは当初より用意はしてあった。

タネまきシーズンになると冷蔵庫に未開封のまま数年放置されていたニラを見るたびに忍びがたくなった。

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そこで、白い花が楽しめればいいと3年ほど前にタネをまき苗を植え付けた。

バラの下に植え付けた。でも、花のない畑だったからニラの花が目立っていたのだと気づいた。

バラが咲き、ふじが咲き、あじさいが咲く自宅の庭では地味なので忘れていたのである。

ニラは野菜としての需要はなく、花としての注目も浴びない。

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 ニラはただ地味に3年ほど庭の片隅で生きていた。

そこにコロナショックが起きたのだ。

不要不急の外出はさけるように百合ちゃんが日々警告をならしていた。

妻は野菜がないから今日、買いに行くという。

家庭菜園を20年近くやると、野菜はスーパーで買うものではなく、畑で調達するもの。

「収穫するので買わないで」と俺は常々言っていたので習慣からストックがないのである。

「アスパラガスのほかにニラもあるよ」と思い出して伝えた。

それを聞き、妻は買い出しを止めた。

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夫婦二人で食べるには十分な量の収穫をした。

 

レバは用意されていなかったのでニラ玉を夕食に出された。

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不要不急の外出をニラが止めたのであった。

自立した3人の娘達はそれぞれの道でコロナ対応の最前線にいる。

彼女達の話を妻と聞く。親として誇らしくもなる。

現役を退いた親は出来ることをすれば良いと思っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2009年5月 6日 (水)

食品原料から作られた農薬「カダンセーフ」と俺のニラ…45話

 この春、昨年このブログで取り上げた、「俺の…」とまで称したあのニラがアブラムシに傍若無人の攻撃を受けている。

 

 ニラは一度植えれば、翌春必ず生えてくる宿根草だ。収穫端境期の今は貴重な野菜で特に病害虫にもやられることなく無農薬栽培で収穫できていた。ところが、どうした事か今年はアブラムシに悩まされている。

 

 最初は60株ほど植えている数株でアブラムシを発見した。そこでアブラムシの付いていない株を収穫して持ち帰っていた。

 

少し経つと他の株にまでアブラムシが伝播していた。今年は急に暑くなり、雨も少なかったのがアブラムシ大量発生の原因かと思っている。

 

『洗えば何とかなる』という女房の言葉に励まされながら収穫を続けていたが、目のいい子供達のクレームが厳しくなってきた。娘達は父親には厳しいようだ。

 

『子供たちはあてにならない、最後に頼りになるのは奥さんだけだ』と女房はよく言っている。

 

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今は全株、アブラムシ天国の状態だ。

 

これではいけないと思っていたが、この期におよんで殺虫剤を使う気にもなれず、どうしたものかと悩んでいたら食品原料から作られたという、うたい文句の殺虫、殺菌剤「カダンセーフ」のCMをTVで見た。

 

あのフマキラーが今、旬の家庭菜園界に進出してきたのかと眠い目を擦りながら奇妙な泥臭いCMを見ていた。これを毎日見せられると「俺のニラ」で試してみるのもいいかなと思うようになった。

 

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「化学殺虫剤は使っていません。食品成分だから人と自然にやさしい」とボトルにワッペンが貼ってあるカダンセーフをHCで見つけ一昨日購入した。

 

 化学成分は危ないとはハッキリいっていないが、食品成分だから人と自然にやさしいと今時の「感性」に訴えるキャッチコピーだ。

 

有効成分を見るとソルビタン脂肪酸エステルとある。調べてみるとこれは昔から使われている食品添加剤だということが分かった。

 

効能は虫や菌を包んで退治とある。さらに、散布液が直接かからないと効果がないとあり、化学殺虫殺菌剤のように根から、葉っぱや、茎から吸収して効果が持続する移行浸透性効果がない、その場限りの殺虫、殺菌剤らしい。

 

効果が現れない場合は連続散布をするように勧めている。

 

灰色カビ病が多発すると効果が低下するので他剤と併用すること。要するに化学殺菌剤を併用したほうがよいよと言うことらしい。

 

でも、収穫前日まで使用可能なので、効果しだいでは使いようがありそうだ。

 

早々に俺のニラに散布した。じっくり見るつもりだ。_______________

 

それにしても我々はいつから「自然にやさしい」と言う言葉に弱くなったのか。

 

そこ等じゅうで一時期「カリスマ…」が流行ったように、今は「エコ」が氾濫している。

 

本物を見極める目が欲しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2008年4月19日 (土)

家庭菜園の力「俺のニラ」・・・第23話

 ベランダ越しに見るケヤキの新緑が美しい。

 

家庭菜園のポリシーとして品種にこだわっているとこのブログで何度となく言ってきた。他にもうひとつ自分自身に課している制約として「家族が喜ばない」野菜は栽培しないと。だから、家族が苦手な野菜ゴーヤ、セロリ、生姜、ニンニクは栽培しない。それとニラだ。

 

「インカのめざめ・・・」で登場していただいた先輩に家庭菜園を始めた当時、色々と教えてもらった。その時『ニラはいいぞ。一度植えれば植えっぱなしで冬以外何時でも収穫できる。それに・・・・』。家族が食べない野菜は栽培しないと決めていたので、その話は聞き流していた。

 

最初M農園で始めた数年間は隣に気難しい人はいなく家庭菜園を楽しめた。ところが、「山の農園」に移ってからは、そうもいかなくなった。毎日、毎日、毎日「山の農園」にくる人が隣になったのだ。何よりも俺の畑の雑草が気になるようで、その人との話題はそのことだけだ。

 

プロの農家の人とも接しているのだが、その奥さん達には、俺は気に入られたようでよく話しかけられる。『上手だ』とか『こんどその品種 試そう』とか。不思議な事に『畑がきれい』だとか・・・。恥ずかしくなるぐらい褒める。プロ(女性)に褒められたり、聞かれたりするので悪い気はしない。

 

一方、毎日の人は・・・・。

 

そこで、「毎日くる人」対策用として境界線に目隠しに成長すると大きくなる里芋などを植えたりした。

 

でも、足元の雑草は完全に防げないでいた。境界線上に樹脂製の仕切りをされたので立ち鎌も思うように使えず、草むしりに苦労していた。

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何かいい方法がないかなと考えていたらニラのことを思い出した。「インカのめざめ」の先輩の話を思い出したのだ。『それに、雑草対策になる』と。

 

 そうだ、ニラだ。境界線に植えれば、年々成長して、雑草を駆逐してくれるのではないかと。食べるためではなく、農業資材として植えるのだ。これなら自分に課している制約範囲内だ。

 

 昨年の早春セルトレーに大葉ニラ「グリーンロード」のタネを蒔き、そこで液肥を与えて育てて、6月頃定植した。宿根のニラは冬、上部は枯れるが、冬は雑草もないので問題ない。そして、雑草が活動するころ、ニラも誰より早く生長した。俺の思惑は実を結びそうだ。

 

けなげに成長しているニラを見ると農業資材として放置しておくのは忍びなくなってきた。俺は、ニラは嫌いではないのだ。子供たちが食べないので栽培していなかっただけなのだ。俺の好きなレバニラ炒でも作ってもらって自分だけ食べれば良いなあと思いなおして収穫して家に持ち帰った。

 

家庭菜園は、今は端境期でさして収穫物はない。トウ立ちしたキャベツで餃子を作るより、旬のニラをたくさん入れて作るほうが美味しいと女房は選択した。それにニラの味噌汁つきで。これが、子供達には好評であった。スーパーで買うニラは食べないのに俺の育てたニラは食べる。俺のニラで作ったニラ玉などは次女の好物となった。

 

 これぞ家庭菜園の力だ。

 

 課題をクリーしたことで思わぬ収穫があったのだ。問題をクリーするごとに成長するのだ。

 

今、俺はある企みを持っている。

 

俺のニラで、レバニラ炒めを作ってもらい家族でたべようと。俺のニラなら大丈夫だと自信が出来たのだ。それをさり気なく出かける前の長女に先ほど話した。

 

『ニラはきらいじゃないの。レバーがきらいなの』

 

ウッ~。

 

今度はレバーを作らねば。

 

 

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