春から夏に向かう季節、家庭菜園の主役は葉菜類から果菜類へ移っていく。葉菜類は虫との闘いが待っているので栽培しないようにしている。それに、多量に果菜類が収穫できるのでそれで十分だ。
でも、葉菜類でもキャベツ、レタスは別格だ。これらが無いと料理のメニューが限られるからだ。だから、品種を変えて年がら年中栽培している。
春キャベツは「みさき」と決めている。レタスは半結球レタス「リバーグリーン」と結球レタス「・・・」を栽培している。

タネ播の様子は「リスクを取る春夏野菜のタネ播き」を見て欲しい。キャベツ、レタス共に栽培法は特に違いはない。ただ、レタスは虫がつきにくい野菜なので無農薬で栽培している。
畑を耕し、苦度石灰で中和し、元肥として鶏糞を混ぜて、畝を作り、黒マルチをしている。多くの野菜栽培でこの黒マルチを愛用している。キャベツもレタスもここまでは同じ。

キャベツは、その時の都合(気分で)1列だったり、2列植えだったりする。マルチの効用は数々あるが、中央に長さの印があるので苗間を保つのに便利だ。苗間は40~50cmに植えつける。その前に植えつける穴に移行浸透性殺虫剤を少量混ぜている。幼苗で虫にやられると終わりだからだ。
後はどんなに、虫に食べられようが、殺虫剤は使用しない。
そして、収穫時に外葉を完全取り除いている。葉菜類は、新しい葉は中に出来るのだ。即ち外葉は始めにできた葉だ。農薬が含んだ葉だ。だから取り除くのだ。
植えつけた苗にパオパオ(不織布)を被せて、虫に食べられるのを防いでいる。勿論トンネルで寒冷紗をしてもよい。
レタスはキャベツより小さいので2列植えか、3列だ。
虫がつかない野菜なので完全無農薬だ。
ところが、今回も品種名を伏せておくが、「・・・」結球レタスはつくのだ。これがめっぽう美味しいレタスなのだ。「これだレタスだ」。虫は美味しいものは分かると思っている。
あまり、宣伝すると「インカのめざめ」の二の舞いになるので、まあ、また、別の機会があればレタスの話で取り上げることにする。
で、30cm間隔で植えつける。そこに、パオパオ(不織布)を被せている。「・・・」結球レタスも同じ畝に植えつけているので、防虫しているのだ。
いい忘れたがキャベツは移植に強い植物だが、レタスはそれほどでもない。私は平鉢やプランターで苗作りをしているが、できればレタスはセルトレイか、ポットですることをお勧めする。根を傷めず、移植しやすい。
プランターなどで育苗して移植する際は活着しない恐れがあるので、1穴に2株定植することもある。活着を確かめた後、鋏で茎もとを切り、1株にしている。
春キャベツ「みさき」のキャッチコピーは『生で食べてもレタスに負けないキャベツ』だった。
半結球レタス「リバーグリーン」は『炒めてもキャベツに負けないレタス』だ。
同じ時期、に栽培して、同じ時期に収穫できる。このキャチコピーを言ってこの二つをおすそ分けするとうけた。
確かに「みさき」は生で食べると柔らかく美味しい。「リバーグリーン」はチャハンにすると特徴が生かされる。
このふたつを同時に栽培しているとある疑問がわく?
『いったい、お前らは何になりたいのだろ?』
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