農業

2011年4月16日 (土)

原発事故と「有事の家庭菜園」

前回、春の訪れを「さくら」に託してブログを書いた。春を感じさせるものが他にもある。俺の畑が一面黄色く色づくのだ。秋から冬にかけて育てて収穫が追いつかなかったカブや小松菜、白菜等のアブラ科の野菜が春を感じていっせいに花を咲かせるのである。

 

 それと、俺のブログの訪問者が急激に増えると春を意識するようになる。家庭菜園を始める人達が俺のブログを見るのだ。家庭菜園の、オフシーズンの冬の間は1日100人程度。それが3月には200人を超え、そして5月には500人に達する。そして11月末まで多くの人達が訪れてくれる。

 

 止めるとか、休むかとかいっても春になるとブログを再開するのはこの訪問者達に推されてである。昨年はブログを投稿していないなかでも多くの人に見ていただいた。

 

今年は年明けからブログを書いていたのは感謝を込めて秋から冬にかけて試した新顔野菜や新品種を投稿する予定であったからだ。でも、結局時間が取れずそれも叶わなかった。

 

 『家庭菜園以外も書くよ』とタイトルに書いているが『… 以外』ばかりになってしまった。そこで家庭菜園の冬の様子を報告することにする。

 

手抜きと油断でここ数年失敗していたダイコンは初心に帰ってちゃんと耕して、畝を作ったら食べきれないほど出来た。菜園仲間に配ったが女房が家に週の半分はいないので30本近くは白い花を咲かせてしまった。

 

山芋も回収していた種芋を止め、サカタのタネからタネ芋を購入して栽培したらたくさん出来た。今回は出来の良いものを食べずに今シーズンのタネ芋に残すようにした。たぶん大丈夫だろう。

 

 詳しくは言えないがカブ、小松菜、ホウレン草をたくさん栽培してある試験をしていた。試験の都合上、収穫は2月末からトウ立ちする寸前の3月末まで行っていた。食べきれない野菜をそのまま畑に戻すのも忍びないので会社に持ち込み家族持ちの同僚達に配った。

 

毎週、採取して配った。売り物と違い『味がある』、『甘い』と言われた。家庭菜園しているものとしては嬉しい言葉だがこれらの野菜はすでに旬は過ぎ、家族には飽き飽きされていた野菜であった。

 

そこに、大震災、津波、原発事故と世界中を震撼される事態が起きた。野菜の供給が途絶え、回復したと思ったら放射能被害で野菜が安心して買えなくなった。

 

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また、俺の野菜が会社でも家族の間でも大人気になった。

 

三女が俺のパソコンに「安心、安全、ソラドン」のシールまで作ってくれる始末だ。

 

今週の日経ビジネス「食が危ない」と表紙にも踊っている。数年前に起きた中国野菜残留問題以上の影響だ。放射能の影響かどうか分からないが俺のブログもいつも以上に訪問者が押し寄せている。

「有事の家庭菜園」である。金と同じ位置づけである。

 

普遍で希少性の金は戦争、大災害と人の信頼関係が崩れたときに不安に付け込み人気化する。

 

 でも、家庭菜園では食の全てはまかないきれないのだ。太陽光発電で一軒の家がまかないきれないのと同じである。

 

今、猛烈な勢いで太陽光発電の家庭への売込みが起こっていると聞く。でも、今の性能、安定性では発電所には及ばない。

 

必要は発明の母と言う。今後、自然エネルギー開発に本気で世界中が向かうだろう。でも、花開くのはまだ、先のことだと思う。

それまでは、日本では昔の火力発電再開、環境の負荷の少ない原料を使った新火力発電、地域間で融通できるシステム。でも足りない。今ある原子力発電で凌ぐしかない。もちろん節電は不可欠だ。東電を叩きのめしても始まらない。代りがいないのだから。

 

繰り返すが家庭菜園だけでは「食の安全は保てない」。

 

 我々が出来る事はある。

 

風評被害で苦しむ農家を救う。まず、彼等から購入する事だ。

 

お金のある人は日本の為に溜め込んだ金を使う事だ。

 

そして元気を取り戻す事だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2009年10月12日 (月)

「べにあずま」と「鳴門金時」の収穫と「オイモパン」

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実りの秋である。

 

俺の畑では秋ナス、秋ピーマン、秋トマト、秋オクラ、の収穫が始まっている。家族には、こじつけてこう言っているが素が夏野菜なのでどうも説得力がない。

で、本物の実りの秋を味わいたくて、晩春、このブログで報告したサツマイモの収穫を9月末より始めた。

 

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グリーンマルチをしたお陰か、それとも農家から購入した「さし穂」が良かったのか。何もせずに大きなイモが収穫できた。細いのが「べにあずま」太いのが「鳴門金時」である。各々1株から収穫である。また、今日も同じ株数を収穫した。今度はバケツ一杯分あった。

 

こんなに収穫できると6年前と同じように飽きられて、来シーズンは栽培中止なると予想している諸兄もいらっしゃる事だろう。でも、今回は大丈夫なのだ。

 

「焼きイモ」を食べた家族には大好評で、イモ好きの長女の提案で「大学イモ」、「スィートポテト」にすることになっている。それと今回の目的「さつまいもパン」もある。

 

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早々に「オイモパン」を女房と末娘が作ってくれた。

 

「鳴門金時」で作ったパンは美味しく、すぐになくなっていった。でも『これは試作品』とパン職人達が言っていた。

 

秋も深まり、寒くなるにつれサツマイモも甘さを増す。パンも改良され更に美味しくなるだろう。

 

サツマイモは本当に何にもしなくともドンドン収穫できる。日本を襲った幾たびの飢饉を凌いだと言う歴史にも納得がいく。

 

世界的な食料危機が起きても、サツマイモがあれば食料需給率の低い日本でも、持ちこたえられると言われている。

 

歴史は繰り返される。

 

サツマイモが主食になる日。 

 

これは恐ろしい近未来予想だ。

 

 

 

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2009年5月30日 (土)

サツマイモ「べにあずま」と「鳴門金時」の植え付け…48話

サツマイモの植え付けの適期である。サツマイモは苦度石灰、肥料、農薬もいらない、世話要らず野菜だ。栽培は6年ぶりになる。

 

栽培はサカタのタネの「園芸通信5月号」の麻生流に準じた。いつもゴザエモン流でブログ投稿しているので「流」に惹かれて栽培法を真似したのではない(…流は俺の方が先だ)。この中で提案していたグリーンマルチを使いたかたのだ。

 

実は、家庭菜園でマルチの効用を知った俺はガーデニングでも使って雑草対策を7年前試みた。黒は美しくないと思っていたらHCでグリーンマルチを見つけたのだ。これならオシャレと早々に試したが結局気に入らず、今まで放置していた。そのグリーンマルチを使えるということでマネすることにした。真似エコである。

 

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普通、透明マルチをして地温を暖めるのだが地域によっては熱くなりすぎてイモのつきが悪くなると記してある。実際に前の農園で俺の隣の人が透明マルチをしていてイモの出来が悪いのを見た。マルチをしていない初心者の俺が食べきれないほどの豊作というのに。グリーンマルチなら光を適当に遮り、良いあんばいになるという。

 

さて、栽培だ。前日にタマネギを収穫した場所を耕し、高めの畝を50~60cm幅で2畝作って各々グリーンマルチをした。30cm間隔に穴を開けて、そこにたっぷり水を入れた。

 

バケツに一晩浸けておいた「べにあずま」と「鳴門金時」のさし穂をそれぞれの畝に葉柄のつけ根まで土に埋めた。発根のポイントは葉柄のつけ根まで植えることだ。

 

サツマイモはツル返しが必要だと思っていたら麻生流は必要ないと書いてある?  これは自分で試して確認しようと思っている。

 

もう後はなにもせず収穫の10月まで待つだけだ。サツマイモは本当に栽培が楽な野菜だ。収穫後1~2週間ほどするとデンプンが糖分に変化して甘みが増すという美味しい話が最後に書いてあった。

 

数年前、日本の農業研究者がサツマイモもマメ科と同じように根に窒素を固定化する菌を見つけたという記事を読んだ。これで肥料がなくともよく育つ理由が学実的にも証明されたようだ。まあ、証明されなくとも昔からサツマイモ自身は地道に実践していたわけだが。そんな特性があるからかサツマイモは屋上緑化に有望な植物と目をつけられている。収穫も楽しめるというセールスポイントまでついているのがいいらしい。

 

 俺が長い間サツマイモ栽培を止めていたのはさし穂の最少購入単位が60~80本で、出来すぎたサツマイモに飽きたという家族の訴えを聞いたからだ。後に地元の農家が1本単位で売ってくれることを知ったが、それ以降サツマイモ人気が盛り上がらず栽培しないままになっていた。

 

 ところが、今年雨が続いたゴールデンウイーク中に女房にパンを習ったところ、『サツマイモはパンにも使える』と聞き、その時、栽培のお墨付きももらった。女房はサツマイモに詳しく「鳴門金時」が病気で蔓延して、栽培ができないときに「べにあずま」という品種が広がったということも教えてくれた。

 

 早々に、雨の中、1本から売ってくれる地元の農家に買いに行ったところ、期待の「鳴門金時」まだは育苗中ということで出直すことにした。

 

先週、また買いに行った。今度は御婆さんがひとりで留守番していた。1本12円の「ベニアズマ」15本を120円でいいと言われた。計算が出来ないのでこの値段になったのだ。あまりにも安いので150円渡した。

 

「鳴門金時」は見当らなかったので一緒にビニールハウス内まで探しにいたが見つからず戻ってみると「ベニアズマ」の隣にあった蓋をされていたバケツの中で見つかった。

 

値段は同じで、15本120円でいいといわれたが悪いので「ベニアズマ」の値段も合わせた正規の値段を払おうとしたら、計算機を持ってきて180円になった。おつりはいらないと言って200円渡したところ、20円を返された。

 

せちがらい世の中なのに何かすがすがしいものを感じた。5万円の水を飲んでいる人や、何かしらやらかして更迭された元農林大臣達を思い出した。

 

農業は世界的にも数少ない成長分野と目されているらしい。先月も「日経ビジネス」でも特集が組まれていた。2日前も朝日新聞にもキャスター出身の元大臣が米粉パン「ジャパン」と銘打ち農政分野に進出する意欲を見せていると報じていた。漫画家「やなせたかし」さんに「アンパンマン」ならぬ「ジャパンマン」のキャラクター作りを依頼までしているとのことだ。

 

不況の時の「農業」でないことを願っている。

 

因みに俺がサツマイモ栽培をまねした麻生さんは現総理ではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2008年11月 1日 (土)

我が家の野菜自給率90%…第40話

「ご主人の作った野菜を食べていればいい」と友人に言われたと女房から聞いた。昨今の食料偽装や、価格高騰の話からでたらしい。

 

 自給自足すれば安心できるが、そうもいかない。米や、麦の穀物も栽培していないし、家畜も飼っていない。釣りもしない。

 

でも、家庭菜園であらかたの野菜は栽培しているので、野菜だけは何とかなりそうであるといいたいところだが、残念ながら露地栽培には端境期というものがあり、そう上手くはいかない。

 

ザックリ計算してみると我が家の野菜自給率は90%ぐらいだ(野菜を買われるとモヤとした気分になるのでよく覚えているのだ)。買う主力野菜の内訳はこうだ。

 

 イモ類 ジャガイモ 6月の中旬から食べ続けている。今年いっぱいぐらいは持つ。買うのは冬と春に一回ぐらい。サトイモ、山芋は買わない。サツマイモは栽培を止めている。でも飽きられたのか、買う気配なし。

 

 使用頻度の高いタマネギは4月上旬から葉ネギとして食べ、今も玉を食べ続けている。1月いっぱいまで持ちそうである。買うのは年3回。栽培時期の違うホームタマネギ栽培をすれば買うことをなくせるかもしれない。他のネギ類は九条ネギ、下仁田ネギを栽培している。それで十分なので買わない。

 

 果菜類はトマト、ナス、ピーマン、オクラ、カボチャ、キュウリと色々栽培している。買うのは春先と冬にナスを買う。美味しくない。キュウリは収穫期間が短いので年に2~3回は買う。これも美味しくない。

 

 栽培が苦手なニンジン。これも使用頻度が高い野菜なので周年栽培を行っている。今年は栽培法の改善とタネ播きのタイミングが良かったので、2~3回購入しただけだ。この調子なら買うこともなくなるといいたいところだが、どうしても春先トウ立ちするので春先はあきらめだ。

 

他の根菜類 ダイコン、ゴボウは栽培しているだけで十分なので買わない。

 

葉菜類 レタスは暑いのが苦手な野菜なので夏は涼しい高原ぐらいしか栽培出来ない。で夏は買う。

 

最も買う野菜キャベツ。これも周年栽培しているが、夏キャベツと秋キャベツの収穫の間に先日買われた。今後は葉菜類も収穫が本格化されるのでそれで十分だが、スキを見せると便利な野菜なのですぐに買われる。年5玉ぐらい。白菜を初めとする他の葉菜類は栽培しているものだけで十分なので買わない。

 

以上が我が家の野菜自給率の内訳だ。

 

まあ、なるべく旬の野菜を食べるようにすれば、購入する野菜も減らせるわけだ。でも実際には野菜を「買う」、「買わない」の判断は料理長の女房に委ねられているので、口出しは出来ない。

 

 それにしても、いつまで続くのだろう食料問題は。

 

自衛として穀物栽培まで乗り出せば、我が家の食料自給率を上げるのは可能だろう。でも、時間が出来てもそこまではやらない。

 

他にもやりたいことがたくさんあるからだ。それに、それは信頼できる意欲がある人から購入することにする。

 

でも、全てを個人に頼る事は出来ないだろう。

 

できることならば信頼できる組織や企業にお願いしたい。

 

家庭菜園が自衛手段ではなく、趣味として楽しめる社会になって欲しいと思っている。

 

この、金融危機が新たなる再生の出発であることを期待したい。

 

今日の収穫

夏野菜 果菜類 最終章。

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 これから本格収穫が始まる秋冬野菜。

 

 

 

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2008年7月27日 (日)

今年も簡単トウモロコシのカラス対策・・・第30話

昨年このブログで不織布(パオパオ)で覆うだけの簡単トウモロコシのカラス対策を報告した。この方法を始めて5年間無敗を誇っていたので公表したわけだ。

今年ある事件が起きた。

トウモロコシは家族で好んで食べるのが3人、まあ食べてもいいかなと言うのが1人、何があっても食べないのが1人。トウモロコシは鮮度が命なので、他の野菜と違いおすそ分けはしない。ようするに食べる人が非常に少ないニッチ市場を対象とした作物の位置づけになる。

だから年々収穫量を減らしている。昨年は20本。これでも食べきれず今年は12本植えつけた。こんな少なくしてもトウモロコシは必ず100%出来るという自信が俺にはあった。それも、簡単トウモロコシカラス対策が万全なお陰だと思っていた。得意になってブログに公表した訳だ。

先週末、不織布で覆ったトウモロコシを今年初収穫しにいったところ、上部の一部がカラスらしきものに突付かれていたのが1本あった。使い古した不織布を用いたので先が薄くなりカラスに気づかれた?と思い、それを含めて収穫残り5本にさらに不織布を被せ見えないようにした。

昨日、トウモロコシを確認したところまた、同じものが突付かれていた。今度は根こそぎやられた。さらに、もう一本もやられていた。残り3本は無事だったので持ち帰り3人で食べた。ここに至って不敗神話が終わったと認めざる得なくなった。

 

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正直に話すが昨シーズン、トウモロコシが食べきれず、残りをそのまま畑にほっておいた。そうしたら夏の終わりに台風に直撃され、不織布の一部がめくれ、それに、気づいたカラスに食べられたのだ。それを覚えていて今年やられた。

山の農園でも年々カラス被害が増え、皆、頑強なネットによる対策をしだした。

そこに、勝つことになれた俺の油断があり、そこを彼らにつけ込まれたというのが今回の真相だ。未来永劫続く、勝ちパターンなどない。その破綻のきっかけはこんなことから始まるのかもしれない。

考えてみれば彼ら(カラス)も生き残りに必死なのだ。

都会のカラスと違い田舎のカラスは畑の作物が頼りだ。そのたよりの畑は年々耕作放棄地が増え、カラスの食料事情をも悪化させている。

昨今、重要視されてきた食糧自給率の低さが、カラス界では先に現実問題となっているのだ。

これらを含めて、今後とも更に工夫を続け「ニッチ市場」を狙うか。

それともいっその事、栽培を止めるか?

静かなる抗議を込めて日本農業政策の失敗の犠牲者の一員である、彼らの食料確保のために栽培を続けるか。

どうしたものか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2008年2月17日 (日)

安心無農薬栽培・・・第18話

「多量生産に農薬は欠かせません。使い方に工夫あり」昔お世話になった先輩からいただいた年賀状に書かれていた言葉だ。引退され、小田原で友人の農家を手伝っている。

 俺には農薬の研究開発している旧友もいる。試験で全国を飛びまわっている。年に数回飲みに行き、農薬の研究開発の様子をよく聞く。合成された数千の化合物の中から選別され、その農薬が数々の安全試験を経た後、ようやく登録され売り出されるようだ。十年近い歳月と莫大なお金がかかるらしい。医薬品と同じ。ようするに植物の薬だ。だから安全だと言う。

彼の熱弁を聞いても、あえて家庭菜園で農薬を使う気になれない。

なぜなら安全と安心は別物だからだ。

「野菜を無農薬で作った。」この言葉は絶大である。

たんなる家庭菜園で育てた野菜がブランド価値を持つのだ。

とくに昨今の中国食材のような事件があると。

「無農薬」と言う言葉に現代人は弱い。それを、家族、友人、近所の人に配り、安心を与えるのだ。

でも、俺の心の中ではどうしても、折り合いがつかない考えがある。

正確に言えば心ではなく体だが。

俺は持病の耳鼻科の薬が欠かせないのだ。さらに、数年前、産業医の先生(女医)からコレステロールの治療をするように迫られ、その薬まで飲んでいる。

俺の育てている野菜達には厳しく「薬は飲むな」と迫っているのにわが身を顧みれば・・・。

これって身勝手かな?

追記:旧友にはぜひとも、安心農薬も開発して欲しいものだ。

農薬を使用して栽培した野菜がブランド価値を持つようなものを。

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