
4月から食べる分だけ収穫していたタマネギが収穫の本番を迎えました。収穫端境期の春先は、タマネギは葉っぱまで食べられ貴重な野菜です。茎が倒れた今は全株収穫して乾燥します。こうすると長い間、玉だけは持ちます。
タマネギは赤玉と白玉を2種類栽培しています。赤玉品種は「湘南レッド系」が定番です。白玉は「甲州中高黄」、「ハイゴールド」、「スイートグローブ」、と毎年変わっています。それは出来、味はそれほど変わらないからです。赤玉は主に生食用で白玉は保存用ですので、白玉の購入は保存性を目安にしています。
昨年シーズンは2月まで貯蔵可能の「キーパー」で今年の1月末まで食べました。今シーズンは「貯蔵用つり玉葱」にしました。保存性が3月まで可能というキャッチコピーにつられたのです。
今年は玉の膨らみ率が悪く3割程度は小さく3月まで貯蔵可能でも早く食べきってしまうのでその性能は宝の持ち腐れになりそうです。
収量が低いのは品種のせいだとは思っていません。今シーズンは膨らみ始める3月雨が極端に少なかったのが原因と考えています。赤玉も同様な結果だからです。
さて本題の長持ちさせる乾燥方法です。いつもはゴザエモン流といって私独自の方法を紹介していますが、今回は家庭菜園のベテランが一般的に行っている定石です。近くに相談できる人がいない人用に書いています。
数日晴天が続いた日に全株収穫します。結わえ付ける茎が枯れる前(しっかりしているうち)に収穫は済ませます。それで私は今週末、雨が降り出す前に他の作業は止めて急遽行いました。
①ビニールの紐を1m以上に切断し、半分に折り2重にします。②玉を4~6個集めて茎の部分に折ったビニールの紐を巻きつけ、輪を作ります。
③そこに、ビニールの紐の端を両端とも入れて締めます。
④次に同じ重量になるぐらい玉4~6個を新たに用意してビニール紐の端の部分を重ねて片結びをします。この時の注意点は、はみだす紐の部分は長くすることです。そうすると外れて落ちることはなくなります。
この方法はタマネギ自身の自重で締まります。
私は支柱2本に5組をかけて小屋で乾燥させています。こうすると長期間保存が可能です。後は随時必要な分だけとって食べています。もちろん乾燥場所は雨のかからない軒下でもいいのです。
赤玉はあまり保存が利かないので先に食べるようにしています。それと小さいものはネットに吊るして保存しています。
少量栽培ならネットで十分です。
前にブログにした「タマネギ栽培ポイント(ゴザイモン流)」のアクセス数がここに来て、また増加してきました。このブログは栽培が中心で収穫、乾燥保存は書いていないので今回投稿すことにしました。
タマネギは生き方が好きな野菜のひとつです。
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