スイカ栽培ポイント…ゴザエモン流
今は『スイカ』の植え付け適期です。
栽培の本を参考にコマゴマとした作業を自分なりに実施してもなかなか収穫までこぎつけるのは難しい野菜です。
どうしてか?
それは、一番重要なことが書かれていないからです。
スイカの栽培のポイントは雨対策(病気)と鳥対策(カラス)です。後はそれほど難しく考えることはありません。これらを肝にアレンジした私のスイカ栽培を紹介します。
1.スイカの雨対策(畝作り)
スイカはつるを伸ばして栽培する野菜です。苗を植えつける場所にだけ畝をつくれば良いのです。1株 1m×1m を耕し、①苦度石灰を施した畑に②肥量として畝の中心部に鶏糞を入れ、③そこに黒いマルチをした畝を作り、そこに苗を植えつけています。
風雨除け保温として苗の部分だけ透明ビニールでトンネルを作り、ツルを伸ばす側は開らいています。この効果のほどは定かではありません。
ツルを伸ばすところまで余分な畝を作らなくても済むと言っても実はツルの伸ばす先が重要なのです。ツルや果実が雨水だまりに触れると病気が株全体に広がりそこで終わりになります。
ですから、雑草対策としてマルチや、ブルーシート等をすると失敗に終わるケースが多いようです。本当は何もしないほうが良いのです。雑草でカラスの目もごまかせますし。
でも、市民農園や、近くに雑草に興味がある人がいると、そうも行きません。そこで、写真にあるように細かい穴の空いたシートを用いています。雨水だまりはできず、穴が小さいので雑草も生育しません。因みに、これは廃物利用です。
2.カラス対策
ツルは3本仕立てとかありますが特になんにもしない放任栽培です。
受粉は虫に任せています。私の畑は中心にモネ風の池をつくり、花を植え込んであり、農薬もほとんど使っていないので蜜蜂が多数やってきます。私の畑の方が養蜂場より住み易いのかも知れません。着果場所はそれほど気にしていません。出来るだけ株元より遠くと言う程度です。もし、蜜蜂がいなければ人口受粉する必要があるでしょう。
さって、カラス対策です。雑草を伸びるに任せて、目隠しするのが一番手間なしです。でも、前項のようにすると果実がカラスに丸見えなのでネットで被っています。スイカは背が低いので、寒冷沙で手軽にすませています。
コメント
注意深い人はお気づきかもしれません。写真を見ると両側に畝があるのを不思議に思ったでしょう。『家族も喜ぶ野菜を作るぞ』を読んでいただいている皆さんは既にご存知でしょうが、私は品種に、こだわっているのでタネから育てるのを基本としています。
今年は運良くある方法で全て(2粒)早く発芽させることに成功しました。植える場所は1つしか用意していない。貧乏性で横着な私は困りました。ない知恵を絞ったところ、両側に苗を植えつけて両側からツルを伸ばすアイデアを思いついたのです。もし、どちらか生育が悪ければ抜いてしまえば良いというリスク分散にもなりますし。
私の栽培はプロの農家とは違います。なんでもありというところか始まっています。
いうならばゴザエモン流 家庭菜園『楽楽』栽培です。
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