もう、秋冬野菜・・・第32話
俺の「山の農園」では梅雨を乗り越えたトマトが赤く色づき、白い小花の中にピーマンの緑色の実がなっている。夏の日差しを受けた紺色のナスが美しい。
他にも、オクラはレモン色の大きな花を咲かせ、花が終わったそばから魔女の爪にも似た実を空に突き上げている。ところ狭しと、ツルを伸ばし、その脇芽に白い大きな実をゴロゴロさせて収穫されるのをじっと待っているカボチャ。
家庭菜園は夏の盛りを迎えている。諸兄も同様だろう。
今ある姿は昨年の冬から始めた準備の賜物なのだ。そう、我々は、その前の前の季節から、たゆまぬ努力を続けて、この夏を迎えている。準備を怠らないイチローのように。
でも、すでに我々は、この充実した夏を体感しつつも、心の中では先の季節「秋と冬」さらに「春」を思い描いている。この夏の成果は通過点ともいえる。
秋冬野菜の経過と今後をたどれば。
6月、タマネギの収穫期に「家庭園芸 夏秋号」がサカタのタネより送られてくる。冷蔵庫に保管しているタネを畳に並べ、補充するタネを思考する。こだわりは品種だ。
7月、ジャガイモの収穫と夏草との死闘。 サカタのタネよりタネが送られ始める。
8月 夏野菜が最盛期を迎えている。
8月中旬 秋冬野菜の為の畝を作る。ダイコン、ゴボウを直播。白菜、ブロッコリー、キャベツ、レタスのタネを平鉢や、セルトレイに蒔き始める。
まだ、暑い。蒔くときの基準は自分の感性。そう、半径3mの体感が決めてだ。
9月中旬 まだ、まだ夏野菜は絶好調。8月播きの野菜の苗を植えつける。カブ、ほうれん草、ニンジン、ダイコンを直播する。タマネギを苗床に蒔く。また、キャベツ蒔く。
10月上旬 まだ、夏野菜は続く。空豆を直播する。
11月 秋冬野菜の収穫始まる。
カブ、ほうれん草、ニンジンをまた直播。それとエンドウ類のタネ播き。タマネギ、イチゴの定植。
12月 秋冬野菜の収穫期。
秋冬野菜栽培で大事にしていることを聞かれれば
「喜ばれること」。
それが俺の流儀。
… …まあ、こんな具合だ。
3千本安打や、「崖の上のポニョ」の製作風景を見聞きしていたら触発されて、つい俺もその気になった。
非凡な人は先を見て全力で仕事をする。
凡人の俺はこの夏を謳歌する。
まだ、まだ続く。 夏野菜。
好御期待!
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コメント
オクラが魔女の爪とは面白い表現ですね
それにしても数多い野菜を栽培されていますね
これぞ家庭菜園の醍醐味とでもいいましょうか
専業農家ではこんなに多品種は作らないかも
投稿: よしべえ | 2008年8月 9日 (土) 20時34分
よしべえさん
他にも栽培しているんですよ。面白い野菜はオータムポエムですね。そのうち取り上げようと思っています。
投稿: ゴザエモン | 2008年8月10日 (日) 13時03分